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【平成二十五年二月十二日】 |
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寒行十日目 体力も気力も限界ギリギリ。毎日の風景が毎日の時間が寒稽古中は違った色に感じます。
昨年ぼくの大好きな富士酢、五代目彰浩君の結婚式の時、お父様の素敵スピーチに感激。茂木健一郎氏『感動する脳(PHP出版)』の一節を朴訥と読まれ、その内容に感動しました。
「夫婦ストレスをなくす秘訣?」
夫婦の間で一番大切なことは、いちいち相手の欠点を気にしないということです。誰しも二つや三つ、いや一〇や二〇は欠点があるものです。小さな欠点ばかりに目を向けていたら、結局は脳が欠点を探し回る脳になってしまいます。何とかして欠点を探してやろうとイジワルな回路になるのですから、目につくもの全てが欠点に思えてしまう。そうなったら関係が崩れてしまうのは当然です。
そうではなく相手の長所を見つけるポジティブな脳をつくること。欠点にはなるべく目をつむり、長所を見るよう常に自分に言い聞かすこと。そうすれば脳はどんどん長所を探し出し、欠点さえも長所に思えるようになる。そうなればうまくいくことは目に見えています。
そしてもう一つは、ネガティブな感情の行き違いがあった時には、すぐにそれを忘れてしまうことです。何年も一緒に暮らしているのですから、時にはケンカもするでしょう。それもまた当たり前のこと。しかしそのケンカの後は、互いに忘れる努力をすることが大切です。
夜に激しい言い争いをする。もう別れてやると思うほど頭にくる。もちろんその怒りは一晩では収まることはない。でも収めるように自らに言い聞かせ、次の朝には、昨夜は何もなかったような顔をする。明るい声で「おはよう」と言ってみる。どちらか一方がそういう態度を取ることで、自然と互いの感情は収まってくるのです。 茂木健一郎『感動する脳(PHP出版)』より
寒行は「苦しいこともうれしいことも串ざして、うれしく生きる気概を育てる。」まさに、どんなことにも負けない「強くて太いポジティブ脳―強化訓練」のような気がします。(笑)
「感動する脳」おすすめです。
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