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【平成二十四年二月九日】 |
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『魂の時間』
大きなダンボール八箱と共に北海道が帰ってきました。夕食時、初めて子供達に「七味調合の思い」を話しました。
- 一日何百人もの調合をする中で、「この香り」を作りたいと一心に願う「魂」を作っていくということ。
- 恋焦がれて、思ってゝ想い抜くことで、はじめて自分の感性が研ぎ澄まされ、日常生活のあらゆる場面で「気付き」があるということ。
- その魂が、何百キロもはなれた原料の産地にまで僕の体を運んでくれたということ。
寒行五日目終了。十五日間の寒稽古の三分の一を終え、肉体的疲労がピークに達するのとは反対に神経が研ぎ澄まされ、寒稽古独特のゾーンに入るのを感じます。
寒稽古は、剣道が強いとか弱いとかは重要ではなくて、ただひたすら自らをすべて投げ出して身も心もお相手にあずけることが出来るかどうかを問われる「行」です。
苦しいから、つらいからその時に必ず出てくる自分の魂と相手の魂がふれあう「魂の時間」。
子供達はどんな仕事につくかはわかりません。
純粋な「魂」の本(もと)が寒稽古で磨かれると信じています。
■新製品 大からから極上七味 西高野街道から
12g 315円
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