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【三月〜七月】
和歌山県高野山奥の山椒の生育状態を見る為に、十一回通う。
今年の山椒は色づきが早く例年より二週間収穫を早めました。
【八月十三日】
ビロードごまがうす紫の美しい花をつけました。まずは上出来です。
【八月二十七日(水戸水害の前日)〜三十日】
唐がらしの出来を見る為、栃木、茨城をま
わりました。水害後の報告では被害は最少に食い止められたとのこと。帰路、東京で念願の石臼を買い求める。 |
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十一月には高知県北川村で柚の収穫を手伝います。柚子は、種から育てると(実生)収穫できるまでにどれくらいかかるか御存じですか?桃・栗三年、柿八年、柚子の大ばか・・・十八年と言われています。
接木の柚子は、地上から数十センチのところで技わかれした低い木で、収穫も楽ですが、実生の木は根元から天たかくずんと一直線にのびます。
柚子の実はカギのついた長い棒にひっかけて落とすか、イバラのついた木に皮手袋をつけてのぼって落とします。
実生の柚のすは、接木の柚子とは違い表皮が厚いため香りの元であるペクチンが上部にたっぷりとたまるのが特徴です。実生は天候に左右されやすく、一昨年は雨不足でなんと、10分の1作。昨年は豊作。今年は・・半作だそうです。
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